乃木将軍景仰の碑

乃木将軍景仰の碑 日露戦争の際、大阪浜寺に多数のロシア軍捕虜が護送されてきた折、敵味方の別無く、激戦の労苦をねぎらう大阪の一女史が、徳富蘇峰に執筆を依頼し、乃木大将の景仰碑を自宅庭に建て顕彰されていたものを、当神社へ寄贈されたものです。
 徳富蘇峰の豪快な筆さばきが刻み込まれています。
 
 この刻字を書いた兄蘇峰の豪放さと、弟蘆花が「寄生木」のなかで、乃木大将に世話になった篠原善平という人物の心の妙を繊細に書き綴っているのは、同じ乃木大将を脳裏に浮かべながら、異なったイメージを持って事にあたっているのが印象的です。
 乃木大将の人物像研究に興味を引かれるところです。

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