壽(す)号・璞(あらたま)号
乃木大将が常用された愛馬には、壽号、璞号、轟号、英号、雷号などがいます。中でもロシアのステッセル将軍から贈られた白馬、壽(す)号と、その子馬である璞(あらたま)号は、特に大切にされましたので、神社創建時にこの二頭の像を社頭の左右に掲げて顕彰されています。
乃木大将は、戦場において馬は人と同様にその力を必要とすることから、平時においても大層可愛がり大事にされました。そのことは東京赤坂の旧乃木邸の構えからも伺い知ることができます。
壽号は後に日本の軍馬改良のため種産馬として、軍馬の大型化に貢献したといわれています。
創建当時の璞号・壽号の銅像は、大東亜戦争で金属供出に遇いましたが、昭和56年全国崇敬者の浄財によって、往時の雄姿をそのままに再現されました。