戦艦吾妻の主錨

吾妻の碇 この錨は、日露戦争時の装甲巡洋艦として活躍した「吾妻(9300噸)」に装備された主錨で、約3.8屯の重量があります。
 同艦は、その時期にフランスで起工進水し完成後我が連合艦隊に編入され、日本海々戦に参加活躍した殊勲艦であります。昭和初期に舞鶴湾岸に繋留され海軍兵育成の練習艦として転用され大いに貢献しました。
 昭和19年(1944)退役解体されましたが、常に艦と栄光を共にした錨であります。
 
 平成3年(1991)京都府出身の旧海軍従軍者の熱願によって、当神社に慰霊碑「滄海に眠る若人の碑」が、建立されることになり、その慰霊のモニュメントとして安置されました。

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